5S活動ってご存知ですか?
目次
皆さんの働く環境はきれいな状態を保てていますか?
オフィスや店舗、工場等の施設で、清掃を外注している箇所(窓ガラスや床など)はきれいだけれど、
自社スタッフが管理している箇所は汚れているし、整理されていないなんてことはありませんか?
例えば
・机や手すりは指紋でべたべたしている
・複合機の上にほこりが積もっている
・除菌スプレーなどは置いてあるだけで中身が空っぽ、使用期限の管理ができていない
・備品や機材置き場に壊れたものが置いてある
・商品在庫の棚がごちゃごちゃで、どこに何が何個あるかわからない
・きれいな店舗と汚い店舗の格差が激しい、など
専門業者に定期的に清掃を依頼し、きれいにリセットしても、日々の管理者や利用者の意識が低いと
すぐに汚れ、汚れた状態が当たり前となり、さらに汚れるという負の連鎖が始まります。
また、意識の低さから衛生管理が不十分である可能性があり、施設の利用者の健康面にも悪影響となる
可能性が高まります。さらに、企業全体でみると必要な書類や道具を探すムダな時間が発生する可能性が
高まり、生産性が低下します。では、この汚くなる負の連鎖をどうすれば止められるでしょうか。
「5S活動」という言葉を聞いたことはありますか?
5S活動とは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ(躾)」のことです。
この頭文字Sの項目を順番に実施し、徹底することで、製品やサービスのQ(品質)C(コスト)
D(納期)の改善を図る活動です。製造業の方は耳なじみがあるかもしれませんが、昨今では、
サービス業や小売業などの製造業以外の業種でも5S活動に取り組む企業が増えています。
5Sそれぞれの意味を確認しましょう。
整理(必要と不要を区別する)
「必要なもの」と「不要もの」を区別し、適切に処理(処分)することです。
不要品を整理すると作業スペースが広がり、労働環境の改善、生産効率の向上につながります。
整頓(置き場所を明確にする)
「探す時間」は、生産性のないムダな時間です。書類・道具などの置き場所を明確にすることで、
必要なものを探す時間を極力なくすことが整頓の目的です。
清掃(掃除と点検)
掃除で汚れを取り除き、異常(いつもより汚れている箇所はないか、壊れている備品はないか)を
確認し、異常があれば原因を調査します。
清潔(キレイな状態を保つ)
清潔とは、整理・整頓・清掃をした状態を保つことです。そのために、手順をマニュアル化する、
チェックシートなどを活用します。
しつけ(ルールを守り習慣にする)
整理・整頓・清掃・清潔のルールを守り、身につかせ、習慣化することです。
この5S活動を継続することで、当たり前にきれいな状態やあるべき場所に必要なものが必要な分だけ
ある状態が維持され、「自社の生産性は高まり」「お客様に、質の高いサービスや商品を適切な
価格・適切なタイミングで提供すること」が可能となります。
しかし、「5S」活動を実際に浸透させるのは難しい、と感じた方が多いかもしれません。
きれいな状態を保つポイントは、「気づき」
5S活動の目的を理解し、浸透させ、きれいな状態を保つためのポイントは取り組む
ひとりひとりの「気づき」です。
5S活動の導入当初は、汚い状態や乱れている状態が当たり前となっており、汚いことに気づいていない
ことが多くあります。整理・整頓・清掃を行うことで、まず汚いことに気づくことが大切です。
すると、汚れていることに違和感を覚え、自然と整理・整頓・清掃を行うようになります。
気づき力や取り組み具合には、個人差が発生することが多くあります。5S活動の浸透のためには、
清掃のルールを決め、積極的に取り組んでいる人を評価する制度を盛り込むなども有効です。
さいごに
日々の5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ(躾))により施設をきれいに保ちましょう。
それでも汚れてしまう場合や清掃の時間・人員を確保できない場合には、私たちにお任せください。
私たちはオフィスや飲食店、パチンコ店などのさまざまな施設の日常的な清掃・設備などの
ビルメンテナンスを行っています。そのノウハウを生かし、最適なメンテナンスを提案します。
また、日常的な清掃では落ちなくなってしまったひどい汚れの清掃やトイレの匂い対策、
衛生管理の商品なども取り扱っています。
ぜひ、ビルメンテナンスのお困りごとは私たちへご相談ください。