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清掃3.0 「人とロボットの協働」が当たり前の社会へ

『清掃3.0 「人とロボットの協働」が当たり前の社会へ:ビルメン会社の清掃革命への挑戦』は、2024年10月31日に発行された、弊社、エムエムインターナショナルの著書です。
清掃ロボットの導入に至った経緯や清掃ロボットの開発において実際に直面した課題、重ねた失敗の数々とその克服についてまで赤裸々に余すところなく書かれています。

ロボット開発に乗り出した経緯

株式会社マルハンを親会社に、パチンコ業界の関連事業を担う企業として1996年に誕生したエムエムインターナショナルは2002年に清掃事業へと進出。順調に事業を展開していましたが、目の前に清掃業界全体が抱えている慢性的な人手不足と高齢化という問題が立ちはだかります。
「何ヶ月募集をかけても応募が来ないことさえ起っている。十分な人員を配置できない現場も存在するが、今いるスタッフでなんとかやりくりしてもらっているのが現状だ。(中略)現状でも少人数で業務を遂行しているなか、一人の退職が及ぼす影響の大きさを従業員全員が認識しているため、連続的な退職者の発生はほとんど起こっていない。これはありがたいことであるが、清掃スタッフの遠慮と配慮によって業務が成り立っているという状況は、事業運営の観点から見て健全ではない。(本書157ページ)」とまで言わしめるような人手不足の現状があり、ロボット掃除機の導入を決断。
しかし、「購入した清掃ロボットが期待通りに動かない」という現実、売るだけ売っておきながら、動かないロボットへのメーカーからのフォローがないという現実に直面し、それなら自分たちで作ろうと、清掃ロボットの開発に乗り出すこととなりました。
こちらのリクエストに応えて驚くべきスピード感でアップデートを行ってくれる中国・イージアヘ社と出会い、協力関係を築き、二人三脚でトライアンドエラーを重ねて、複雑な店内形状を持つパチンコ店でもしっかりと床清掃できるロボットを共に開発していく経過も克明に描かれています。

清掃という仕事の社会的価値の再認識へ

【清掃1.0】ほうきや雑巾などの道具を使用
【清掃2.0】掃除機や床洗浄機など、人が操作する機械を使用
【清掃3.0】ロボット掃除機が人と協働し、一部の作業を自動化
これが、エムエムインターナショナルの考える清掃の進化です。弊社が目指す「人とロボットの協働」が清掃業界に、そして日本社会にもたらすものは、人手不足の解消や清掃コストの低減だけにとどまりません。より高品質なサービスの提供やブランド価値の向上につながるような分野に人材を活用することが可能になるとともに、憧れられる職業と認識されていない清掃業というものの状況を逆転させることをも目指しているのです。

清掃業界についての現状の認識と、DX(デジタルトランスフォーメーション)やロボットの導入が進んだ将来のビジョンについても述べられています。人とロボットが共存する社会を築くためのヒントを提供する一冊です。清掃業界とテクノロジーが融合する未来を考察した唯一無二の書籍なのです。

『清掃3.0 「人とロボットの協働」が当たり前の社会へ:ビルメン会社の清掃革命への挑戦』
ご興味を持たれた方は、ぜひこちらからご購入いただき、お読みいただければ幸いです。

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