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一般道路・高速道路の清掃が重要な理由。基本的な進め方

道路では毎日多くの車が走行しているため、タイヤに付着した土砂などで少しずつ汚れていきます。
ゴミなどが道路に落ちていることもあるでしょう。

そのため、道路管理者は定期的に道路の清掃をしなければなりません。
ただし、道路の清掃では専用の道具が必要で、知識や技術も要するため、道路管理者だけで行うのは難しいこともあるでしょう。
そこで、清掃会社に道路の清掃を依頼するのがおすすめです。

本記事では、道路の清掃について解説していきます。

道路清掃の目的

道路の清掃を行う目的としては、道路上での安全を確保し交通事故を防止することが挙げられます。
道路上に土砂などが堆積していると滑りやすくなるため、バイクの転倒事故やスリップ事故などの原因になることが多いです。

また、道路上に堆積した土砂が排水溝に溜まって詰まることもあります。
そうなると、雨天時に雨水を排出することができず、道路冠水を引き起こしてしまうこともあるでしょう。
そのような被害を防止するために道路清掃を行わなければなりません。

さらに、道路法という法律にも、道路管理者に対して道路清掃を義務付ける旨の規定が置かれています。

道路清掃に使用される道具

道路清掃を行うときには、以下のような道具が使用されます。

  • 路面清掃車
  • 散水車
  • トンネル清掃車
  • 側溝清掃車

路面清掃車はブラシが付いていて、ゴミをかき集められるようになっている車両です。
散水車は水を噴射できる車両で、土砂を濡らして清掃しやすくするために使用されます。
路面清掃車と一緒に使用されることが多いです。

トンネル清掃車は真横にあるものを拭き掃除できる構造の車で、トンネル内やガードレールなどを清掃するときに使用されます。
側溝清掃車は側溝清掃専用のホースが付いている特殊な車両です。

一般道路の清掃

一般道路の清掃

一般道路でゴミの堆積量が増えると二輪車の転倒事故の発生率も上がるため、ゴミの回収量を基準にして清掃頻度が決定されています。
具体的には1回の道路清掃で回収するゴミの量が0.2立法メートル程度になるようにしているケースが多いです。
10キロメートルの範囲にわたって清掃した場合に、4トンダンプ1台分くらいのゴミの量をイメージするといいでしょう。

そして、基本的に交通量の多い道路の方がゴミも溜まりやすいため、清掃回数も多くなります。
東京23区内や大阪市、名古屋市のような大都市の道路では1ヶ月に1回程度の清掃が必要です。
地方の人口集中地区の場合には2ヶ月に1回程度、あまり人口の多くない地域では1年に1回程度の頻度で行います。

以下では、一般道路の具体的な清掃の進め方の一例について紹介していきます。

清掃内容の一例

現地に向かう際には、清掃で使用する路面清掃車や散水車などの車両に乗っていきます。
5台前後の車両で1つの班を作り、2〜3班程度で作業するケースが多いです。

現地に着いたら、まず空き瓶や空き缶などの大きなゴミを回収しなければなりません。
季節によっては落ち葉や木の枝などが落ちていることもあるでしょう。
そのような手作業で回収できるゴミを一通り回収したら、路面清掃車や散水車などで清掃します。

高速道路の清掃

高速道路の清掃は、一般道路よりも実施頻度が高く、内容も充実しているのが特徴です。
高速道路の場所にもよりますが1年間に80回近く実施するところもあります。
道路上に落ちているゴミの回収だけでなく、排水設備や標識、標識灯具、可変情報板、消火栓などに関しても清掃しなければなりません。

以下では、高速道路の具体的な清掃の進め方の一例についてご紹介します。

清掃内容の一例

高速道路の場合にも、清掃で使用する車両に乗って現地に向かいます。
車両の数や班分けなどに関しても、一般道路の清掃とそう大きくは変わりません。
現地に到着したら、光が点滅するセーフティーコーンを設置し、標識車を清掃区間の末端に停車させます。

標識車というのは、「清掃中」の標識を掲げている車両のことです。
これにより安全を確保した上で作業を行えます。

高速道路では雨水などを排出するための排水溝が道路脇に設置されており、その部分の清掃作業が中心です。
排水溝には蓋が付いているため、1つずつ手作業で開けなければなりません。
蓋を開けてから高圧洗浄機を使用して汚れを除去するという手順です。
区間内を移動しながら清掃していきます。

また、一般道路と違って落ち葉や空き缶などが落ちていることはほとんどありません。

道路を綺麗に保ち交通事故を防止しよう

道路には少しずつ土砂などの汚れが堆積していき、事故の原因になることも多いため、定期的に清掃しなければなりません。
三大都市圏の一般道路では月に1回程度、地方で人口が多い都市では2ヶ月に1回程度清掃を実施します。
清掃作業は専用の車両を使用して行い、一般道路はゴミや土砂の除去作業が中心です。
高速道路は排水溝の設備などの清掃を中心に行います。
このような清掃作業により、道路を綺麗に保つことで交通事故の防止につながるでしょう。

弊社では、道路清掃に対応しております。
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