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客室清掃の委託~特定技能外国人~

ホテルに宿泊した翌朝、チェックアウト時間ギリギリに部屋を出ると、他の部屋では清掃が始まっていたりします。手際よく働いているスタッフの方とすれ違ったときに、少しイントネーションの違う「おはようございます」という挨拶を聞くこともありますね。
ホテルの部屋を清掃しているのが外国の方ということも珍しくなくなりました。これらの方々のなかには、特定技能制度の資格で日本に働きに来ている特定技能外国人の方もいらっしゃるようです。

特定技能制度とは?

特定技能制度は、日本の少子高齢化に伴う労働人口の減少への対応策の一つとして、国内人材を確保することが困難な状況にある産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れる制度です。2019年4月から14分野(現在では統合されて12分野)を対象に受け入れが開始されました。
特定技能には1号と2号があり、特定技能1号は「特定産業分野に属する相当程度の知識または経験を必要とする技能を要する業務に従事する外国人向けの在留資格」となっており、在留期間は、1年、6カ月または4カ月ごとの更新で、通算で上限5年までとなっています。
特定技能2号は、「特定産業分野に属する熟練した技能を要する業務に従事する外国人向けの在留資格」で、在留期間は、3年、1年または6カ月ごとの更新ですが上限はありません。要件を満たせば、配偶者や子どもの同伴が可能であるなど、日本での生活基盤が、よりしっかりしたものになる資格となっています。

宿泊分野での受け入れ

特定技能 ホテル分野での受け入れ

では、ホテルで清掃をしている方はどんな分野の資格で就労されているのでしょうか。
特定技能による外国人の受け入れ12分野のなかには、宿泊分野があります。宿泊分野における特定技能外国人の業務は「宿泊施設におけるフロント、企画・広報、接客およびレストランサービス等の宿泊サービスの提供に係る業務」と定められています。これらの内容に「客室清掃」は含まれないことから、客室清掃やベッドメイキング業務に携わることは可能なのかと議論にもなったそうです。
現状では、客室清掃を専門に従事することは禁止されています。ただし、接客等の業務を行う日本人スタッフが付随業務として客室清掃を行っている場合は、特定技能外国人も業務が可能とされています。
ですから、ホテルによっては、宿泊分野で来られた方という可能性もゼロではありません。

ビルクリーニング分野での受け入れ

特定技能 ビルクリーニング分野での受け入れ

より可能性の高いのは、ビルクリーニング分野かもしれません。
2023年10月17日に、ビルクリーニング分野特定技能協議会の決定第1号として出された「ビルクリーニング分野特定技能外国人が従事できる業務について」のなかにも、「客室清掃作業も対象に含まれます。※客室清掃業務とは、床、浴室、トイレ、洗面台等の清掃からアメニティ補充やベッドメイク作業など、衛生かつ美観が整えられた客室を商品として納品するために必要な一連の業務」という記載があることからも分かるように、ビルクリーニング分野で日本に来た特定技能外国人の方が、客室清掃やベッドメイキング業務に従事することは可能なのです。
客室清掃(ハウスキーピング)は、ホテル業務の中でも特に人手不足で外部への委託率が高く、今後よりビルクリーニング分野での特定技能外国人の受け入れが増加していくものと思われます。

特定技能外国人の雇用・注意点

そもそも、ホテルの客室清掃では、クライアントのニーズに合わせたクリーニングが必要です。ニーズに合わせるなんて当たり前のことだと思われるかもしれませんが、5スターホテルやビジネスホテルなどさまざまな顧客層、価格帯のホテルがあり、そのホテル、ホテルごとのお客様へのサービスがあります。クリーニングに求められるニーズも違ってくるのです。
対して特定技能外国人は、生活や業務に必要な日本語能力を持っているはずとはいえ、日本語のスキルには個人差があり、求められるニーズ、トラブル時の対応も百人百様です。さらに職場の日本人とのコミュニケーションの取り方によっては、モチベーション維持が難しいこともあるようです。

特定技能外国人が認識する清掃品質を、利用されるお客様、ホテルが求める清掃品質以上に保つために、客室清掃を担当する会社はどの程度の会話、識字能力があれば教えることができるか、トラブルがあった場合でも報告や相談がスムーズにできるかも考える必要があります。

複数言語でのコミュニケーション

客室清掃の委託、特定技能外国人の活躍

これからのビルクリーニング分野にとって必要不可欠な特定技能外国人。私たちエムエムインターナショナルにはホテル清掃の業務に就いているビルクリーニング分野の特定技能外国人スタッフが多数います。
一定の専門性・技能を有するスタッフではありますが、日本語と外国語のマンガマニュアルなどの理解しやすい教材、日本のビジネス文化に溶け込みやすい教育体制。さらにひとつのホテルに複数人の特定技能外国人を配置し、日本語が得意なスタッフ・勉強中のスタッフを知っておくことで、ミスコミュニケーションにならないよう複数言語での円滑な指示系統も構築しています。
その効果もあってか、特定技能外国人だけのチームも、ホテル清掃を委託してくださっているクライアントから厚い信頼をいただいて、継続してお仕事をいただいております。

ニーズにあった客室クリーニング、スムーズなコミュニケーションで活躍中のスタッフをお求めなら、エムエムインターナショナルへご相談ください。

参考:
出入国在留管理庁:特定技能制度
厚生労働省:「ビルクリーニング分野特定技能外国人が従事できる業務について(PDF)
ザイマックス総研の研究調査:「ホテル運営に関する実態調査2019

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