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MMI流 おそうじ講座~汚れと洗剤の基礎知識について~

皆様、こんにちは。
今回は「汚れと洗剤の基礎知識」についてお話しさせて頂きます。

汚れって、何?

汚れとは「異物の付着によって清潔度が失われた」状態です。
建物にはいろいろなヒト・モノが行き交い、いろいろな物質が入ってきます。
それらが重なり合って「汚れ」になっていきます。

汚れるデメリットって、何?

ビルメンテナンス業界では、次のように言われています。
 ①建物の美観を損ない、建材に悪影響を与える。
 ②窓ガラス、照明器具の汚れは採光に悪影響を与える。
 ③ほこりなどの影響で、電気製品などの機能低下につながる。
 ④環境の悪化は人体の健康に悪影響を与える などですが、
 掃除をする理由はもっと単純です。
「きれいな場所・きれいな部屋で気持ちよく暮らしたい」からです。

汚れにはどんなものがあるの?

汚れを取るためには、汚れを知ることが大切です。
「掃除をしたのにきれいにならなかった」とならないように、まずは汚れの種類を知りましょう。

汚れの種類

分類1.水に溶ける汚れかどうか
→水に溶けるか溶けないかでそうじのやり方が変わります。
 ①親水性(水溶性)の汚れ → 水に溶ける汚れ
  例)お茶・コーヒー・血液など
 ②疎水性(油脂性)の汚れ → 水に溶けない油性のもの
  例)皮脂・口紅・インクなど
 ③水にも油にも溶けないもの
  例)土・泥・砂など

分類2.酸性の汚れ・アルカリ性の汚れ
→酸性の汚れかアルカリ性の汚れかで使う洗剤が変わります。
 ①酸性の汚れ
  例)グリル・レンジなどの油汚れ、手垢などの皮脂、たばこのヤニなど
 ②アルカリ性の汚れ
  例)尿石・せっけんカス・水垢など 

分類3.汚れの状況
→汚れにもいろいろな状況のものがあります。それによって、対処の方法も変わってきます。
汚れの状況
最初はすぐとれる汚れでも、時間の経過とともにどんどん変化していきます。
通常の掃除で取れるのは②の状態までで、③以上になっていくとプロの出番になってきます。

汚れを取る方法~洗剤の基礎知識~

汚れを取って流し去るのは基本的には「水」で行います。
ですが、水になじまない油などの汚れを溶かして取り去るのに、洗剤を使用します。

洗剤の種類

一般的に「Ph値」を用いて洗剤の種類が分けられています。
※Phとは溶液中に含まれる水素イオンの量で、Ph7を中性として酸性とアルカリ性に分けられます。
ph

・洗剤はそれぞれの性質により、性能や材料に与える影響が大きく異なるので、洗剤の液性を知ることが必要です。
・液性は洗剤の後ろのラベルに書かれています

液性

①中性洗剤
酸性でもアルカリ性でもない、Ph値6~8の中性を示す洗剤です。
どんな建材にも使用でき、非常に用途の広い洗剤です。
ひどい汚れに対しては洗浄力がやや弱く、日常的な掃除や食器洗いに使われます。
【代表的な商品名】
 チャーミーグリーン・ジョイ・トイレマジックリン・バスマジックリン

②弱アルカリ性洗剤
洗剤の中で最も一般的なタイプで、ある程度の洗浄力が見込め、軽度の油汚れにも効果があります。
中性洗剤同様、ほとんどの建材に使用できますが、建材や人の皮膚への影響はゼロではないので、使うときには手の保護をして、最後にすすぎ拭きをして下さい。
【代表的な商品名】
 かんたんマイペット・ワイドマジックリン・ガラスクルー・重曹

③アルカリ性洗剤
Ph値11~14の強アルカリ性を示す洗剤で、頑固な油汚れなどに使います。
塩素系のカビ取り洗剤(漂白剤の一種)もアルカリ性の洗剤です。
強力で人体への影響もあるので、すすぎや中和などの後始末をしてください。
皮膚への影響もあるので、使うときには手袋を忘れずに。
【代表的な商品名】
 マジックリン・ドメスト・カビキラー・パイプユニッシュ

④酸性洗剤
トイレ便器の尿石、水あか、鉄さび、洗面台のせっけんカスなどに使います。
即効性はないので、洗剤を塗布してから時間をおいてブラッシングします。
ひどい汚れにはペーパーなどに湿らせてシップすると効果的です。
金属を錆びさせたり、床材を傷めたりするので、使用時は注意してください。
こちらも手を荒らすので、使うときには手袋を忘れずに。
【代表的な商品名】
 サンポール・シーバイエス酸性トイレクリーナー・塩酸

洗剤を使う時の注意

洗剤
 洗剤を使う時には、次の4つを守りましょう。

①決められた希釈倍率を守る。
洗剤は濃ければよいというわけではなく、適切な希釈倍率を守って下さい。
濃い洗剤を使えば使うほど、建材への影響やふき取りの負担が増えます。
「落ちないから・・・」と濃くしたくなるのはわかりますが、メーカーの売上にやたらと協力するのはやめましょう。

②違う種類の洗剤を絶対に混ぜない。
洗剤は化学薬品です。混ぜれば化学変化が起きます。
特に塩素系の漂白剤と、酸性洗剤は絶対に混ぜないでください。
汚れだけでなく、最悪自分の命も落とします。

③温度は60℃以下で
掃除するときにお湯の温度が高いほど良いと思いがちです。
温度が高すぎると洗剤の成分が飛んでしまいます。
すすぐときは水を使ってください。温度が高いと洗剤が取れにくくなります。

④注意書きを必ず読む
使用方法や何かあった時の対処法が書いてあります。

最後に

普段なんとなく使っている洗剤も、いろいろな種類があることがわかって頂けたと思います。
内容を改めてまとめてみました。

①汚れには種類があります。
 ・水に溶ける・溶けない・酸性の汚れ・アルカリ性の汚れ
②汚れの状態によって対処方法が変わります。
 ・時間が経てば経つほど、汚れが取れなくなります。
③洗剤にも種類があります。
 ・汚れに応じて洗剤を変えてください。基本は中性洗剤です。
 ・油汚れや泥んこ汚れ→アルカリ洗剤
 ・水アカ汚れやせっけんカス→酸性洗剤
④洗剤の使い方を守りましょう
 ・希釈倍率を守る。
 ・違う種類の洗剤は混ぜない。

せっかく掃除をしても、思った通りにキレイにならなかったりすると、がっかりしますよね。
この記事で洗剤に対する理解を深めて頂き、掃除が少しだけ楽しくなれば幸いです。

先に書いた通り、ひどい汚れになってくると普通の掃除では太刀打ちできなくなってきます。
そんな時はぜひ私たちにご相談ください。お役立ちできます。

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