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「虎が雨」とカビ対策

俳句の夏の季語に「虎が雨」というものがあります。旧暦の5月28日に降る雨のことをこう呼ぶのです。なぜこの日に降る雨を虎が雨というのか、その謂れをご紹介します。

曽我兄弟の仇討ち

赤穂浪士の討ち入り、伊賀越えの仇討ち(鍵屋の辻の決闘)と並ぶ、日本三大仇討ちのひとつである曽我兄弟の仇討ちは、建久4年(1193年)5月28日に行われました。他の2つは江戸時代のものですが、これは鎌倉時代。源頼朝が駿河国富士野で行った富士の巻狩りの際に、兄の曽我十郎祐成(すけなり)と弟の曽我五郎時致(ときむね)が父親の仇である工藤祐経(すけつね)を討った事件です。
この事件は、歴史書の『吾妻鏡』にも記載されていますし、これを題材とした『曽我物語』で語り伝えられることとなりました。
兄弟は仇の祐経を討ち果たし、騒ぎを聞いて駆け付けた10人の武士と斬り合いになり、全員を退けます。その後、仁田四郎忠常(ただつね)と壮絶な斬り合いの末に兄の祐成は命を落とし、弟の時致は、怪力でその名を知られた御所五郎丸(ごしょのごろうまる)に捕らえられ、頼朝は助命を提案するも、処刑されることとなりました。

必ず雨が降る? 「虎が雨」

兄弟は仇討ちに人生をかけていたため、正式に妻をめとることをしませんでしたが、兄・祐成は、大磯の遊女・虎御前と愛し愛される仲となっていました。その虎御前が、祐成の死を悲しんで流した涙が雨となったと言われているのが「虎が雨」。命日の旧暦5月28日に降る雨をこう呼びます。この日には必ず雨が降ると伝えられています(もちろん実際には「必ず」ではありませんが)。2025年は6月23日が旧暦の5月28日にあたります。果たして雨は降るのでしょうか? 毎年、梅雨の真っ最中の時期ですから、降る確率が高いことは高いですね。

歌川広重《東海道五拾三次之内 大磯 虎ヶ雨》東京富士美術館蔵
「東京富士美術館収蔵品データベース」収録

『虎が雨あめつち狂ふごとく降る』 草村素子

カビの生え時

虎が雨は、梅雨の真ん中ですから、気温が高く湿度も高いです。カビが生える条件がそろっています。
カビが生えると見栄えが悪くなるだけでなく、建物の構造にも損傷を与えることがあります。たとえば、木材に寄生するカビによって、木材の腐朽や強度の低下が起こりえるのです。また、カビが壁や床の内部に侵入し、湿気や悪臭の原因となることもあります。これにより、建物の快適性が低下し、住宅環境の品質が悪化するのです。
また、健康への悪影響を引き起こす可能性があります。カビの胞子を吸い込むことでアレルギーや呼吸器系の疾患につながることもありえます。また、カビには「カビ毒」という毒素をつくるものがいます。カビ毒を大量に摂取すると、食中毒のような症状を起こしたり、臓器不全やがんなどにつながることもあるのです。

カビ対策に「ピュアテクトモールド」

そんな迷惑なカビを一気に落としてくれるのが、エムエムインターナショナルのカビ除去サービス「ピュアテクトモールド」。建材を傷つけずに、薬剤でカビの細胞壁を分解し、除去して、美観を回復します。施工後は、カビの再発を長く抑えることができます。
しっかりと現場調査を行い、現状を把握。施工が必要な範囲やカビが発生している材質、ダメージ状況を確認し、プロならではの機材と薬剤で効果的な施工を行います。もちろん、適切に養生を行いますから、薬剤が、並んでいる商品などに降りかかるようなことはありません。
驚くほどにカビが落ちます。論より証拠、その作業の様子をご覧ください。


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